2019年1月17日の国家院総会でのロシア自由民主党党首のウラジーミル・ジリノフスキーのスピーチより

Жириновский

日本についても一言を言う必要があります。世界の全く違う部分です。日本人はとても図々しくなってきました。第二世界大戦の結果は今だに認められないなんて。さっすが枢軸国の一つです。それらすべての国々が罪判決を受けましたが、日本人は自分自身のことをどう考えているか分かりませんが、戦争の結果を全く認めていません。すなわち、関東軍が敗北したという事実を認められないんだ。アメリカ人は広島と長崎を爆撃したが、アメリカ人がそれを犯したと、どこでも一言も書いていません。想像できますか?

日本人はアメリカ人を追放させ、日本から全ての軍事基地を撤退させ、平和条約を締結したあと、関係を築くべきです。今は、ある日本政府関係者は図々しくなって、すでにクリル列島に住むロシア人の運命を決めています。引渡しなんてありえない。日本人よ、こんな図々しい振る舞いをやめろ。

日本は何の資源もない国だと十分に理解していますが、その島で住むと決めたのは我々ではないので、図々しい振る舞いをやめろ。日本人よ、ロシア領土の1平方メートルすら、手に入れることは絶対できない。彼らはこれを理解しなければなりません。ひと月に10回もモスクワに来て、そして日本の外交官や活動家はピケを張っても、ロシア国旗が翻るところは、いつまでもロシアの領土であり、日本人は失礼な振る舞いをする権利がなく、そうしてはならない。日本は敗北国です。彼らは平和条約を締結したくないのに、我々ロシアに条件を付ける立場ではないしょう。両国の間に戦争状態が続いています。さて、戦争状態なので、合同演習を行ってはどうですか?日本海軍、ロシア海軍はなにができるか見ましょう。例えば、ロシアの上陸部隊を日本のいずれかの島に上陸させようか。我々の兵士が日本の土地に見事に上陸する様子を見せてみましょう。

ロシア軍の兵士が日本の領土に足を踏み入れたことは一度もありません。この国を脅したことはありません。日本建国以来、絶えずに我々と戦った。日露戦争を覚えているでしょう。我々は負けたのではなく、皇帝は兵士たちに憐れみをかけたんだのです。勝つために何が必要かと皇帝は尋ねました。攻撃の準備はできているという答えがありました。ロシアの兵士は何人死ぬでしょうか。約20万人、と。皇帝は、そうであるなら、平和条約を締結しろ、と。日露戦争に敗北したわけではない。皇帝は兵士たちのことを考えたのです。これは正しい判断でした。

ロシアには内戦があった時、彼らは何をしていたでしょう?極東の一部を占領した。そして第二次世界大戦前のハサン湖事件とソモンハン事件のときから、東から脅かして、ウラル山脈までに進行することを企てた。侵略的な計画を変えて、最初は南の国々を襲うことを決定して、結局これが敗北の原因となったかもしれませんが、本当はウラル山脈まで進行するつもりで、地図の作成と軍隊の準備ができて、動員が行われた。我が国の軍がモスクワ周辺の激戦で更に苦労したでしょう。

それゆえに、日本人は落ち着いて、失礼で、無礼な行為をやめて、政策の方針を変えなければなりません。そして、アメリカの圧力から解放しなければなりません。何らかの要求を出して、新しい地図を用意したとか、新しいステータスを工夫したとか、傲慢無礼に発言する立場でしょうか?

クリル列島はロシアの領土です。双眼鏡があれば、日本の領土が見えます。関心があれば、鉄道を敷設しよう。水中でもよいし、フェリーでもよい、東京 サハリン島 大陸、そしてロンドン市まで、ロシアを経由で乗り換えなく、停止なくロンドン市から東京とまで行けるようになります。これに力を入れましょう。ロシアには領土が十分にあります。日本に土地が足りないなら、ロシアのどこでも、カムチャツカ半島、マガダン市、ハバロフスク市、沿岸地方などに来て、働いて下さい。働きたいなら、どうぞ。投資したいなら、どうぞ。探鉱したいなら、どうぞ。石油、ガスが必要なら、適切な価格を設定して、どっさり供給します。

彼らは中国を拷問した。第二次世界大戦はポーランドに対する侵攻からではなく、日本による満州、中国北東部の侵攻から始まったのです。第二次世界大戦を始めたのは彼ら、日本人です。アジア、極東地域でですね。フィリピン、ベトナム、ビルマ、アジア全体を占領したのは彼らだった。何百万人の人々がこの日本人のせいで死亡し、しかし彼らは裁きも受けなかった。彼らは更に現在、卑劣に何らかの領土返還の交渉をしたがっているのです。

許しがたい話です。彼らを落ち着かせ、日本の外交官、記者、また日本全体に対して我が国の外務省がより強硬とした方針をとるように働きかける必要があります。

日本がロシアに関心を持っているのであって、その逆ではありません。我々には友好国が十分にあり、可能性が十分にあります。我々は自国の問題の解決に力を入れて、日本という国はいったいどこにあるかさえ忘れるかもしれません。我々にとってはそれほどの問題です。

我々の資源が使われています。最近、数年にわたって資源、カムチャッカの蟹を盗んでいた人が、彼の名は覚えていないが、日本に逃げました。カムチャッカの蟹を食べるべきだったのはロシア人なのに、実際に食べたのは日本人、韓国人でした。

つまり、ロシアの漁師が上質の魚や海産物をとって、日本に供給していたのです。生活は厳しいです。しかし、他国の資源、海洋資源を盗んではいけません。

要するに、軍事基地を撤退して、そして、アメリカ人に広島と長崎の爆撃のお詫びをさせばよいです。謝罪しないだけではなく、図々しくもアメリカ人がそれを犯したという事実に言及することが禁止された。

そして日本国内世論では、これはロシアがしたということになってきています。とんでもない話です。我々は日本列島に近付こうともしなかったのに、なんと、広島や長崎を爆撃したというのです。そして我々が日本にとって悪いことをしたばかりで、何らかの領土も奪ったと言うのです。

これをもうやめて欲しいです。そして日本人に理解してほしいです。総理大臣がここに向かっていますが、もう今日にでも彼の気分が悪くなってもかまいませんが、ここ、ロシア議会で我々は「日本人はどんな島でも手に入れることはありません。これらはロシアの島々です。口をしめなさい、日本人よ、黙りなさい。我々はあなたにそんなことを絶対に許しません!」と述べているのです。